絵本作家になった消極的理由


今日はこどもと教育に関する本を読んでいました。
教育(学校)=社会適応訓練の場所になっているのでは?
という内容を読んでいて、自分のことを思い出しました。
一寸前にも絵本の仕事について(どうして作家になったか?ということなど)
話していて思い出していたのですが
私が絵本作家になったのには消極的な理由もある、ということについて。

なんでしょう?それは自分が会社勤めに向いてない、とずっと思っていたことです。

子どもの頃から瞬発力を求められること、身体能力的なことが苦手でした。
学校では体育、特に球技が駄目でした。
球技というと、ボールをきちんと操りながら、瞬時に状況を判断していかなければなりませんね。
私はボールを扱う、走る、という身体的なことと、
回りを見回して素早く判断する、ということを同時に出来ませんでした。

それから高校生になって、ファミリーレストランでアルバイトを始めました。
ここでは同時に入った友人が沢山新しい仕事を覚えている間に、私は最初に教わった仕事を延々とやっていました。
高校では、遅刻・忘れ物(ついでにサボり)の常習でしたので、大学の自由さは私にとって良いものでした。
どうしても気が乗らなくて、その日のすべての授業に行き損ね、夕方になってから学校に行った日も多々ありました。

大学卒業後、自分の小遣いや仕事の経費をアルバイトで稼ぐために働き始め、
それからはすこしづつ、仕事も出来るようになってきましたが、
それでもファストフード店のカウンターで、私はよく長い列を作っては店長さんに手伝ってもらっていました。
そんないろいろの経験から、働きに出て、社会の求める仕事のスピードについて行こうとすれば、
自分は一生劣等感を持ち続けたままになるなあ、と感じていました。

その点、自宅で仕事をするフリーの作家なら少なくとも、毎日ストレスにさらされる、ということは無いなと。

(ちなみに働くことに関しては、中学生の時に母を亡くしたことをきっかけに、手に職をつけて自分で生きたい、と思っていました。何があっても、生きて行くことが出来るように、です。)

今もやっぱり、スピードという点でコンプレックスはあります。
それでも、それをよしとしてやってみるかなあ、と
なんとなく思った今日なのでした。

Posted: 水曜日 - 7 月 19, 2006 at 10:10 午後