Thursday - October 29, 2009
白鳥の湖 入稿しました
1ヶ月ぶりの日記となりました。講談社から12月に出版される予定の「白鳥の湖」(石津ちひろ/文)の原画はA4サイズで、本文40ページ、見返し、扉、奥付もすべてカラーという、絵本としては大変贅沢な作りであり、つまり描くのにとても時間がかかりました。全てのページを「これ以上無い」という質に仕上げようと思ったら原画制作だけで1〜2年くらいかかりそうなボリュームでした。(私の場合。)しかし限られた時間の中でもがんばって、良い原画が出来たのではないかな、…と思います。あとは印刷がうまく行くことを願うばかり。
今回は私の作家性をかなり抑えて、イラストに徹したので、いつも作品を観てくださっている方からは少し物足りないかもしれません。でも、私なりにこだわったのはいろんな情報を込めるということ。背景に使用した風景はドイツ•ロマン派の画家からアイデアをもらいましたし、演劇的演出のある場面での衣装のデザインはバレエらしさというよりは「中世」のイメージを出しました。これによってバレエの持つ「娯楽性」に少し重みを持たせられたらいいなという気持ちがありますが、多少「オペラっぽい」と(マニアの方からは)思われるかも…。もともとの演劇好みが出たかな。ともあれ本になってみないことには、まだ分からないので、デザインされてくるのが楽しみです。
実際絵を描く時に、BGMに「白鳥の湖」の音楽を流してもいました。チャイコフスキーはやっぱり好きです。王子と白鳥のパ•ド•ドゥの音楽では2人の台詞のように聞こえるフレーズがあることには、実際公演を見ている時には気がつきませんでした。奥が深いです。
Tuesday - September 22, 2009
白鳥の湖/音楽アーティストのこと
今取り組んでいる作品は、「白鳥の湖」です。
これはバレエの舞台を絵本で再現するという試みで、人体を描くのが楽しい仕事。細かいところや、衣装などに凝りたいのですが、持ち時間は極端に少ない。ここをうまく、自分をコントロールして、焦らずに制作しないといい物ができません。がんばるぞ〜。
訃報に触れてからずっと気になっているマイケル•ジャクソンのCDを最近買いました。このヒトの、時代を意識しながらも頑固なほどに自分をキープする姿勢に惹かれて。実は私はブルースやジャズは好きなんだけれども、R&Bだけはなぜか聴く気になったことが今までになく、世の中で人気歌手数あれど、ぜんぜん購入したことがなかったのです。そんなわけでマイケルは私の初R&B体験(笑)というわけです。絵を描く時に、気持ちを前に向けてくれるので、今まで聴いていたフォーク•ロック系の音楽とともに制作BGMの仲間入りをしました。マニアックな趣味とはおもうけれど、アルバム(invincibleだったか)に入っている、ちょっとラテンの入ったバラードがお気に入りです。
音楽家としての仕事環境のことにも興味がわいたので、マイケルに関するドキュメンタリー系の本を読んでみたのですが、やはりお金を稼ぐこと(とそのあとの管理)と、創作をすることとのバランスが難しいのだな…と思いました。私などとは仕事の規模は全く違うけれども、自分のスタンスを崩さずに、自分だけではなくて版元にも利益をもたらさなければならないこと。自分の姿勢がしっかりしているからこその外部との軋轢とか。最近出た小室哲哉の「罪と音楽」も読みましたが、職人として求められるものを作ることに喜びを感じる一方、人としての生活を犠牲にせざるを得ない環境とどう距離をとるのか。アーティストとして、流されずに自分を保つことがどこまで可能なのか。私自身、フリーでやっていくなかで、価値観の置き所、守るべき箇所を意識するために、参考になるところがたくさんあり、もう少し読んでいきたいなと思っているところです。
MJに興味をひかれてCDまで購入したのは、実はYou Tube で「Earth Song」という曲のライブ映像を知ったからです。ここまで大規模に(潤沢な予算も使って)、一人の人の素直なメッセージを強烈に表現したものを、今まで見たことがなかった。プロモーションビデオは好きだったけれど、演出の派手なライブは音楽家として「邪道」だという偏見を多少持っていた私でしたが、実際にライブ映像を見ることによって彼の表現が「総合芸術」だったんだ、ということにやっと気がつきました。本当に、…遅いんですけど…。
Saturday - September 05, 2009
エンドルフィンが

昨日、しばらく取り組んでいた「小さいイーダちゃんの花」(アンデルセン原作、田中清代文!フレーベル館から10月発行予定)の原画を納品しました。かなり厳しいスケジュールの中、なんとか目標どおりの日程で二十数枚の銅版画と、数点のペン画を制作し、原画を渡したのですが、原画のチェックをしてもらっている時に、なんていうか、すごい達成感を感じてしまいました(笑)あ〜エンドルフィンでてるよ、という感じ。
ときどき画家の仲間うちで話すことに、「出版社の人は、絵を描く大変さがあまり分かってないのではないかしら」という愚痴があるんですけれども、どうもその一因はこのエンドルフィンにあるんではないかしら、と思ってしまいました。
絵を描いているとき、たとえば、集中するのが辛い時もあれば、手が痛いということもあります。肩もこるし、目も疲れます。まあ仕事なので当たり前といえばそれまでですが、締め切り前ともなると、目に見えて「ちょっと働き過ぎ」な状態になるわけです。やることがいっぱいで、休みもとりにくく、かなり地道な作業。
ところが、原画が出来てしまうと、あろうことか、「いや〜いつのまにか出来ちゃってました」という心持ちになってしまって、オ〜イ、言っちゃってる!(笑)記憶喪失みたいに、つらかったとか、大変だったとかいうのを忘れてしまうんですね。よく俳優さんが言う、「稽古は死ぬほど辛いんだけど、公演がおわるとすっかり忘れちゃっている」という状態に似ています。
これには大きな弊害もあって…引き続きハイペースで仕事をしなきゃいけない時には、この「達成感」のせいで何日かペースが落ちます。一回忘れちゃってるから、「あの状態」に戻るのが嫌なんでしょうか。多分そうだと思います。
とりあえずアトリエの片付けなどをして、次なるプレッシャーを自分に与える覚悟を…。
Thursday - August 20, 2009
最近好きなもの

夏もあっという間に終わりが近づいてきました。
この頃仕事の話ばかり書いていて、自分の中身って何だったかしら、と思ったりするこの頃。
今まで「息抜き」と思っていた好きなものを、見直してもいいのかも、と思いはじめました。仕事の合間に、気分転換に読んでいる本のジャンルで、一番多いのが実は「服飾文化」に関するもの。
きっかけは、多分森茉莉の「贅沢貧乏」か何かで、あと佐藤絵子さんのエッセイ等を読みはじめ、外国文化を中心に主に「スタイル」というテーマで本を読み漁りをしています。服が好きなのは女子の自然かもしれないけれども、子供の頃から父の服作りを身近に見て来ていたことも影響していると思います。初めて描いた油絵の大作も足踏みミシンの静物画でした。
最近とても気に入っているのが、光野桃さんのエッセイです。書店で「おしゃれのベーシック」という本を、「ジャケ買い」したのがはじまり。造本がよく、古書以外ではうちにある本のなかで最も美しい本だと思います。内容もひとつひとつの靴とか、ブラウスとかにからめて、人の生き方とか、異国の文化などを気取りなく語っているところが好き。どうしようもなく疲れた時に、炭酸水とともに「昼寝の友」になってくれる有り難い本なのです。
流れるような文章に、きっと沢山著書があるのだろうと探してみると、案外と少なく、少し物足りなくてオフィシャルサイトを見た時にも、まだ活動を再開したばかり…という雰囲気でしたので、ネットで中古の本を取り寄せたりしているうちに数年が経ってしまいました。先日、久しぶりにサイトを見に行くと、新しい取り組みを始めていらっしゃる!朗読ライブのイベントを、年に数回。わ〜いいなあ、元気になれそう。と思いつつ、まだ読んでいなかった本をアマゾンで購入。「スランプ•サーフィン」という本です。そこに一つ、私に近いものを見つけました。
ベリーダンサーが登場するエッセイでした。ベリーダンスというのは、女性のもつ官能性を引き出す、とても原初的な踊りなのだそうです。その文章の中の会話で、女性の持っているエロスのことを「命ということですね」と言い表している。そうですそうです、と思わずうなずいてしまいました。心の中で思っていることを、誰かが表現していると、思わず嬉しくなってしまう。とともに、自分の中でも初めてきちんと定着したという気がする。
なぜ私が、植物をスケッチしたいと思うのか。最近読んでいる何冊かの本のテーマ「19世紀ロマン主義的な自然の解釈」では、自然の中に「精神性」を見ていて、それも近いのかも知れないと思っていたところへ、ど真ん中の表現が現れた。「ロマン主義」の方はもっと哲学的であり、宗教的なのだけれども、私は違う。描く対象と同化してしまうのです。トマトや雑草の生命力と、私自身の奥に有るものとが共振する。そういうことだったのか、と改めて思い、そういうきっかけが、私が「息抜き」「煩悩」と称していたものの中に現れたことに、何か特別な感覚を得て思わず書きたくなり、この記事となりました。
Thursday - July 09, 2009
暑くなってきましたね!
そろそろ梅雨明けも近いのかな?暑い日々がやってきつつあるようですね。
最近のお仕事ですが、今年始めに予測していた「とにかく忙しい」時期がやってきました。仕事の掛け持ちが多く、全部良い感じで!進行する予定にしております。
今年中に締め切りがある仕事だけ挙げてみます。
*原画、ラフ同時進行制作中>「白鳥の湖」(講談社のバレエ絵本)「小さいイーダちゃんの花」(フレーベル館でのアンデルセンのシリーズ!個展とのリンク企画です)
*ラフ制作中>こどものくに×1(進行中)
*ラフほぼ終了、原画制作待機中> 「ゆきひらのはなし」(偕成社の安房直子シリーズ)
以前から気になっている、フェリクスホフマンの版画の画風を試してみたいのと、スピードアップと両方の理由から、最近エッチングとドライポイントの併用を試みています。まだ結果は出ていないので、またご報告したいです。
ここ数年の自分のペースをみて、「夏が働き時」ということに気がつきました。どこまでも、夏女!(笑)暑くなると体調が良く、仕事がはかどるので、夏の間にできるだけ作業するつもりでおります。
おかげで、お出かけは出来ないけれど。不況のせいではないけれど、お金がない時にはそれも結構!ですね。
Saturday - June 06, 2009
白鳥の湖
先日書いた「駄目出し」のはなしですが、これは今進行中のバレエ絵本「白鳥の湖」の1つ目のラフのこと。その後、作家の石津ちひろさんと、編集者と3人でじっくり打ち合わせをしたのですが、結局あれ(編集者の電話)は「根本的な駄目」ではなかったということが話していてわかってきました。(話の捉え方ってオソロシイ。)おかげで余分にアイデアを出せたので、良かったのですが、そこ(刺激を受けて作った2つめのラフ)にこだわらなくて(時間を多く取らなくて)良かった〜と打ち合わせをしながら思っていた私。
石津さんと、編集Yさんは「バレエお宅」を自称され(笑)、いろいろとバレエの楽しい話を伺いながらの楽しい打ち合わせでした。端から見たら趣味の話をしてるように見えたのではないかな。。。この仕事で私が楽しいのは、編集Yさんは児童書の生え抜きの編集者ではないので、社会人になってすぐ児童書の業界に入った私にとってはとても新鮮であるという点。なんとなく「酸素が多くて息がしやすい」感じがする。と同時に、ひょっとするとそれで上に書いたような「ツーツーで行かない」ということが起こるのかもしれないですが。今年は版画寄りの仕事が後半に続くので、普段とはちょっと違う、パラレルな仕事ができて少々ホッとする。おかげで寡作なので、申し訳ないという気持ちも大きいのですが、どのみちワーカホリックなので、拠り所は一つより二つ(絵本と版画)の方が精神的に楽。(しかしここで焦らなきゃいけないんだろうな…。)良い作品ができますように。
Wednesday - May 27, 2009
人参を吊るしてみた
今年も目標に入れていました、早起きなのですが、最近習慣化に成功してます! そのひみつは、「朝一で遊ぶ」こと。朝からまず仕事、というのがどうも苦手な私、とうとう朝一で自分にアメを与えることに。単に庭仕事を1時間する、という取り決めをしただけなんですけど、効果ありました。朝の空気が大変に気持ちよいです。あとはいかに早く寝て午後の眠気を撃退するか、です(笑)こっちもアメが効くのかしら…。あとは時間が伸びた分をだらけないように、集中のための時間割作りです。良いアイデアを出さねば〜。
庭では野菜とブラックベリー、バラなどを育てていますが、ブラックベリーが大きくなったおかげで「バラゾウムシ」が繁殖。結構太い茎も切っちゃうので、時々ショックなことに…。図鑑で知ってただけの頃は、可愛い虫だと思ってたのにな〜。ギボウシとツボサンゴも最近のお気に入り。植えてみてから「そこ日向だったのか!」と気がついたり。この趣味のいいところは家に缶詰しながらできる、というところですね…。
Wednesday - May 27, 2009
駄目出し!
今進行中の絵本のラフをかなりがんばって、時間をかけて描いたのですが、今日編集者から電話をもらって、少々根本的な駄目が出ました。締め切りまで時間が少ないために焦って先走っていたのと、いつもと違うタイプの仕事なので変に張り切っていたからな〜。
でもずばっと言われると気持ちいい。有り難い。こういう時にはいい線が出るので、すぐに描く。
この一つ作って一度壊すというのが、実際、気持ちがいいのです。2回描けて2度おいしい、みたいな。その分締め切りまでのスケジュールがキツくなるのですが、そこはひとまず置いておこう…。それでもまた先走って、また書き直すことになるんですけど。この癖なんとかならんかな… …ま、いいか。
Friday - May 08, 2009
ヨーロッパ研修と取材
ご報告が遅くなりましたが、今年は久々にボローニャ国際児童図書展の視察に行きました。
2004年以来でしたが、もともとよくわかっていないイベントなので、いつでも初めてのような気持ちです(笑)
今回は、持ち込みをしてみる、というのも一つはありましたが、もう一つは会期中の街でのイベントを渡り歩く、ということを、個人的にはメインの視察内容としていました。ボローニャでは「自分の売り込み」ばかりをしてきていた自分ですが、そろそろ違う形で関われないかなあ、と思っていたところへ、「会期中から前後にかけて、町中でイベントが沢山開催されているんだよ」と小耳に挟んだのが、今回重い腰(?)をあげるきっかけとなりました。私が(勝手に)ベストに選んだイベントは、こちら。

ボローニャ地元で子どもの本と美術や芸術に関する研究や情報交換などをしている団体さん主催の、パネルでの絵本原画展!会場はマジョーレ広場に面した図書館”サラ•ボルサ”です。
この団体さんの選ぶ作家がとても良い。もう一つ他の場所での展示も観ましたが、独自の視点があるな〜と思いました。平たく言ってしまうとアート寄りなんですけど、私の心に響くアートなんだな〜。「こういうの好きだよ〜。ブックフェアでは地味系の方だけど…」という本がそれでも、ちゃんとフェアにも出展されているところが、さすがヨーロッパなんだなあと思いました。あんまり気に入ったので、この団体さんのブースに行って、読めないけどイタリア語の機関誌も買い込みました。その瞬間だけ、イタリア語で読む気満々。(笑)
*
最近板橋区立美術館にて、親子対象の美術ワークショップが開催されていて、私も一度講師をさせて頂いたのですが、そのご縁にて、なんとボローニャの上の写真の図書館にて、子供向けワーウショップをさせていただきました。
(photo/ Shimako Okamura)
この写真だけみると、日本といっしょでしょ?実は、まったく一緒でした…と思っていたのは私だけだったようですが。なにしろ日本語をイタリア語の通訳してもらってのことでしたので、いちばん大変だった(そして偉かった)のは通訳の森泉さんだったと信じております。それに、イタリア在住のイラストレーター、のだよしこさんや、図書館ボランティアの学生さんにも助けてもらいました。ホントにおかげ様です…。イタリアの子どもたちは真剣そのもの!一つたりとも間違うまいと講師の説明をしかと聞いていました。集中力がすごい。やり慣れない折り紙だったのもチャレンジだったということでした。みんなおつかれさま〜。
板橋区立美術館スタッフの皆様にも大変(!!!)お世話になりました。
(photo/ Shimako Okamura)
子どもがつくると大変素敵なのがうらやましい…。
*

さて所変わって、ボローニャのあとはパリに。オペラ座の取材です。…気が遠くなるようなインテリアでした。ガルニエ宮でバレエも観て、シャンパンも飲んで気持ちがよかった!お客さんがみんな気取らない雰囲気なのがパリなんだとかで、休憩時間のバーは大混雑。さすがバレエのための劇場だ、ジャンプの着地の音がしないよ〜〜。とか装置がでかいよ凝ってるよ〜とかいうことに感心していたりする。固定の劇場っていいですねえ。それにしても舞台装置はどこにしまわれているのだろうか?広い広い倉庫があるのかな。
*
パリでは子どもの本屋さんで「みずたまのチワワ」をさがすも見つからず、親切に声をかけてくれた店員さんに聞いてみた。するとやっぱりどこにあるのかわからず、2人がかりで探してもらってしまいました。ちょっと恥ずかしかったけど嬉しい。
今回はフランス語が一応通じたのも嬉しかったです。(フランス出張は単に自分がフランス語圏に行きたかったからでもあり)4年間ぼちぼち独学したくせに全く話せず、出発前に3時間会話レッスンを受けて出かけたのでした。パリの後にはアルルに赴き、BLUE BOOK GROUP展で知り合ったエリック・ロランさん宅にホームステイさせてもらう(!)等々、今回は冒険の連続でありました。
今年は真面目にフランス語を勉強するぞ〜。
Thursday - March 05, 2009
読み聞かせ@リボンハッカキッズ
2月28日、六本木ヒルズにある子ども洋服店「リボン ハッカ キッズ」にて、雑誌「Mammoth」さんのコーディネートにより、読み聞かせイベント出演をしました。
今期のリボン ハッカ キッズのお洋服のテーマが、なんと、「トマト&フラワー」なのだそうで…。トマトといえば!ということで、声をかけて頂きました V( ' v ' )
当日、伺うとなんとそこはトマトづくし!トマト柄のシャツ!ワンピース!帽子にリュック!靴下!傘、長靴、ヘアゴム…。そんなおしゃれなトマトグッズに囲まれて、「トマトさん」読み聞かせをしました〜。

楽しみにしていたのは、それだけではありません。同じ店内にあるカフェでは…トマトを使ったスペシャルメニューが。
(トマトジュースはいつもありますが)トマトのロールケーキ、トマトゼリー。

トマトのリゾットは優しいお味でした。

集まった子どもたちは、お話大好き。熱心に聞いてくれました。
今回読んだのは、「トマトさん」のほかに「さくらとふじお」「はなをくんくん」「もりのひなまつり」でした。今回のためにチェックした絵本もいいのを沢山みつけました。こういう出会いはうれしい!

トマトさんのぬいぐるみも、持参行商(笑)スタッフの方も買ってくださいました。子どもたちにも、とても評判よかったです。すぐ友達になっちゃうんですね。
印象的だったのは、スタッフのみなさんの雰囲気の良さです。さすが子どもグッズを扱うお店です。企画デザイナーの方も見えたのですが、とっても素敵な方でした!お客様もリラックスした様子で、都会の真ん中である六本木ヒルズだということを忘れてしまいそうでした…。(六本木ヒルズは一時期通っていたことがあって、好きな場所なので、それも嬉しかったのですが。)カフェは夜には女性向けのビュッフェをしていて、ヘルシーな夕食を取りたい人におすすめです。私も今度から利用しよう!と心に決めました☆
読み聞かせに集まってくださったみなさま、ありがとうございました。同じイベントはゲストを変えて、また開催される予定です。雑誌「Mammoth」のHPをチェックしてくださいね。
Saturday - February 14, 2009
締め切り
先日原画を渡すため、アリス館へ行ってきました。デザイナーさんと、印刷会社の方とが来てくださり、お話することができました。自宅では原画の方にかかりきりだったので、その場でタイトル文字を書きました。
四角くくっつけた会議机の上に、原画を並べていると、営業の方や他の編集者の方も見に来ました。「この絵本どこが一番面白いと思う?」「このページ、文がヘンでいいよね」など、普段編集さんとは話さない読者視点のコメントを頂けてちょっと緊張しつつも良かったです。
この原画、ホントにギリギリまでやらせていただいていてます…。まだまだ未熟な自分との、闘いは続くなあ〜、と遠い目をしてしまう(笑)
*
最近、自家製の野菜ジュースを飲もうと、ジューサーを買いました。今までの大体倍くらいの野菜を食べるようにしていますが、結構身体が軽くなったなあ〜と思います。サプリより効きますね。当たり前か…。
Sunday - February 01, 2009
MOEの新年会に行ってきました/John Sehlleyさん来日
毎度なぜか書いてしまうんですが、MOEの新年会です。今回は何となく、自分の成長を感じることができたので嬉しかったです。以前はなぜか気張ってしまって、へんにおしゃべりになったり、他の人のことが気になったりしていたのですが…。今回は良い出会いや再会に、自然と向き合うことができました。今年以降の私のテーマは「無理をしない」(特に人間関係やご縁の方で)なんですけれど、そう思うと逆に良いつながりが見えてくる。そんな気がします。
いつも悩むのが何を着ていくか、ということなのですが、今年は昨年新調したおきにいりを着てゆきました。私の最近の流行は「日本製」なのです。親が縫製業だったせいもありますが、日本製の服の丁寧な作りが好き。(でも、頼むから家で洗えるシャツ類を作って…と思う)それと、モノトーン(黒)に1色差し色。これは単に楽だから(笑)。
しかし、1日雨に降られて、おきにいりのブーツがふにゃふにゃに。がんばって復活してくれ〜、と新聞紙を詰めて暖房をあてています。雨靴、必要ですね。セールのうちに買っておくべきでした。
*
その前にはJohn Shelleyさんの個展に行きました…って初日は随分前になってしまいましたが、まだやってます。(ホッ)Pinpoint Galleryにて7日まで。ジョンシェリーさんと知り合ったのはSCBWIという会に出席するようになってから。ジョンさんは今はイギリス在住で、日本、イギリス、アメリカなど国際的に活躍されているイラストレーターです。日本では広告の方で有名ですが、今回の個展では、ご自身が本業とされている子どもの本のイラストを展示。絵本の原画の水彩がとても美しいです! 8日には青山で講演もされる予定です。詳しくは、SCBWIのサイトをご覧ください。
Thursday - January 08, 2009
2009年!

新年おめでとうございます!
随分おそい更新になってしまいました…。
今年の抱負/
1) ズバリ2倍速。といっても効率を上げるのではなく、例年の2倍の時間働く、という意味です…。(へーそんなに隙間が?と自分突っ込みをしたくなるけれど、これは次の抱負につながるのです。)
2)若返る(笑)実はここ数年集中力が落ちており…。大分内蔵が老化しているようなので、体質改善をしてパワーアップをはかります。っていうか、そういうことでもしない限り今年のスケジュールはこなせません!年末から朝食抜きをしていて、だいぶ慣れて来たので次は野菜をたくさん食べるのと…運動。最近野菜の味に目覚めました。特に人参、大根、長芋なんかは美味しいですねえ。あとキャベツも…。
3)最終目標は早起きを完全に習慣づけること。(これを掲げて何年経つのだろう?)締め切り前だけではなくて!しかし意外に、「早く寝る」ことが難しかったりするんですよね。がんばります。
Wednesday - December 31, 2008
1年をふりかえって
今年の主な仕事は、5月に出た「王さまのくびかざり」と、12月の「うおいちば」、それから秋の個展でした。
本当はもう1〜2冊、今年中に出したかったのですが…1冊は今大詰めで、発売は来年3月になりそうです。内容はお楽しみ。
仕事ではないのですが、6月のBLUE BOOK GROUP展は自分にとってよい刺激になりました。新しい友人を得られたことも、私にとっては大きなことでした。
今年の仕事では「うおいちば」の原画制作中、念願である仕事の能率アップの練習がよくできたと思いますが、外からのプレッシャーがないとまたのんびりペースに逆戻りしてしまうことが分かって、がっかり。そこで来年の目標は「1日の仕事量を増やすこと」にしようと思っています。今から、体調管理の本など読んで試験運転中。なかなか思うようには行きませんが、あきらめずにトライしようと思います。1日の仕事量をアップするなんていわずに、やることを絞れば良いのかな…とも思うのですが、まずはトライしてみて、ダメだったら再検討しよう、という感じです。
一方で、自分にとって、「外を見る」ことが作品づくりに必要だ、とあらためて感じています。来年、再来年はかなり厳しいスケジュールなのですが、合間をぬって「見ること」や取材に精を出すようにしよう!と思っています。
ニュースとしてはやはり、「トマトさん」が非常に人気を得たこと!作も絵も自分で手がけた絵本が売れてくれると、伝わっているんだなあということが余計に嬉しく感じられます。もちろん、「ねえだっこして」もコンスタントに読者の手に届いてくれているようで、こちらもよく感想を頂きます。
先日、ある方から「がんばってるね」と言っていただき、嬉しかったことがありました。「がんばる」というのはネガティブな言葉だと思い込んでいたので、「あなたはがんばってる」と言ってもらえるとは思っていませんでした。その方は画家さんで、ご自身もきっとしっかりと生きてきたなかで、他の人を励ます余裕をわけてくださったのだと、私はとても嬉しくなったのです。
常にがんばるというのは良い面も悪い面もあると思いますが、充実して過ごせるのならば良いかな…と思いました。
Friday - December 05, 2008
うおいちば
今月、待ちに待った(あ、これは編集者と作家さんの心境か)かがくのとも「うおいちば」が発売されました。
今回は久しぶりに「いつもの線に戻った」と自分では思っています。何が違うのかというと、実は銅版画のインク。ここ数年、(「ねえ だっこして」以来かな?)さらっとした市販のインクを使って細めの線で描いていたのです。が、以前の「もそっとした」線が懐かしくなり、意を決して固くてねばっこいインクを自分で作りました。なに、1日つぶせばできるんですこんなことは。なのにこころのどこかで時間を惜しんでいたのでした。そんなわけで、もそっとした線で、人物なども少し漫画チックになって、素の自分の感じを大事にして描いたイラストとなりました。
もそっとさせたのは線だけではなくて、絵の具の質感も、です。かなり不透明な絵の具の塗りムラ、ちょっとイケテナイ色彩。(これは別に狙った訳ではないけれど、いつもそうなる。笑)そんなところを自分の美点とするなんて、我ながら笑えます。
それはさておき、一番見ていただきたいのは、金目鯛のアップです。金目さんの目玉はほんとうに美しい。
絵本ができて浮かれていたところへ、突然「クール宅急便」が届きました。もしやと思ってみると…や、やはり!取材にご協力くださった、太彦水産さんから金目鯛が!!! まさか一生のうちに2度までも、金目鯛をさばくことになるなんて。嬉しい悲鳴です。しかも、大きい。40センチくらいあるかな…。(前回は料理を終えるまでに3時間くらいかかりましたが、今回は1時間に短縮。)よく見ると、小さなメモがあって、「今の時期のおすすめは、鯛のしゃぶしゃぶです」とある。
頂きました。金目のしゃぶしゃぶ。翌日には鯛茶漬け。ご近所のみなさん、お裾分けしなくてごめんなさい。(笑)
沼津魚市場の、太彦水産のみなさま。あたたかなお気持ちをありがとうございました!
Wednesday - November 26, 2008
講演会
この秋、二つほど講演会をしてきました。
一つは横浜の市民グループによる連続講座、そのあとは札幌で「絵本ワールド」というイベントにゲストとして短い時間でしたが、お話しました。
日々忙しく絵を描いたりしていると、やりたいことがいろいろとあるのに、つい流されてしまう…ということがあります。そんな折での講演会で、今までの自分の仕事との取り組み方や、学生の頃にした試みのこと、これから何を書きたいのか…などのお話を出来て、自分でも考えをまとめることが出来、良かったなあと思いました。「そうだ、あれもあった、これもある。まだまだやりたいことが一杯あるなあ」と。
横浜では今までお話したことが無かった事をカミングアウト!…というと大袈裟ですが、私自身の経験の中の、摂食障害のお話を少し、させていただきました。普段は、こういう打ち明け話のようなものは話す機会は無いのですが、「どうしてこんな作品ができたのか」ということと、自分の生い立ちとを関連づけて話すと、分かる事や、共感してもらえる事があるのかなあと思って、お話してみました。わけあって、この件についてあちこちで話したりするのは保留していますが、ずっとやってみたかったことの一つだったので初トライしました。あと5年くらいしたらもうちょっといろんな方と、この経験を共有できるといいなと思っています。
北海道には初上陸で、印象はやはり「空気が澄んでいる」ということでした。大学時代に「さっぽろちゃん」という札幌出身の友達がいたんですが、う〜ん、さっぽろちゃんはこんなとこで暮らしていたんだな、などと思ったり。北の国は、独特の空気がありますね。子供の頃からずっと、一度行きたいと思っている「雪まつり」も、あらためて訪ねてみたいと思いました。サイン会には沢山の方がお越しくださり、とても嬉しかったです。
Tuesday - October 21, 2008
個展も終わり…
初の旧作展へお越し下さった皆様、ありがとうございました。
いろいろと試行錯誤をしつつ、事務能力の限界を感じつつも、工夫を繰り返して仕事をすることに楽しさを感じるこの頃です。
やっと外での仕事が一段落したので、製作生活の再度仕切り直しを始めています。
今年から少なくとも3年間は、持てる時間をしっかり使って、良い仕事をしたいなあと思っています。作品の為に時間を使えるということは有り難いことです。そういう意味で、家に居られるということが自分にとってますます大切なことだと感じています。
*
歳のせいだと思うのですが、最近体重が落ちたようです。(体重計に乗っていないので、正確には分かりませんが。)それに伴って服を買い足したりしていたのですが、最近やってみて良かったことがあります。
私は貧乏性で、長いこと外出着の古くなったものを仕事着にしていたのです。が、このところは着心地の良い服を仕事用に新しくおろすことが多くなりました。
新品のTシャツを来て仕事をすると、気持ちも楽しく、引き締まります。
なぜもっと早くそうしなかったのかなあ、と自分でも首をひねってしまうくらい。おかげでこの秋はさらに気分よく仕事ができそうです。
Tuesday - September 16, 2008
蜘蛛の死
引き続き虫の話です。
先日、届いたばかりの小さなカタログ(デパートのダイレクトメールです)に乗っかったまま離れようとしない蜘蛛がいました。そのカタログを書類を重ねておくトレーの上に置いておいたところ、どうやらその蜘蛛は書類の山に住み着いてしまいました。ちょっとした隙間のあちこちに、小さな巣をはって、あっちの巣やこっちの巣の手入れをして、すっかりその蜘蛛の家と化した書類の山。面白いので、しばらく動かさずに様子をみていました。
ただ、不思議だったのは、「こんなところで虫が捕れるのかなあ?」ということ。書類トレーは木製だし、ひょっとして見えないくらいの虫を食べているのかな、と思ってほっておき、ときどき「どうしてるかな?」と見てみたりしていました。
いつも、書類の隙間の、5ミリくらい浮いたところにさかさにスタンバイしていたその蜘蛛君が、あるとき、力なく斜めになっているのを見つけました。よく見ると、おなかがペコッと、まるで空気が抜けたゴムボールのように、へこんでいました。
あ〜、やっぱり、虫居なかったんだなあ。
それでも1週間くらいは居たから、ひょっとしたら寿命だったのかもしれないけれど。すぐに外に出してやった方が良かったのかも。などと思いながら、ひょいと最初のカタログを持ち上げてみました。すると、そのカタログには蜘蛛の糸がいっぱいついていて、蜘蛛の死骸もカタログと一緒についてきました。
やっぱり、きっかけはこのカタログだったんだなあ。何か、特殊な匂いでもついていたのかな?
そしてそのまま、ゴミ箱へさようならをしました。
これが秋っていうことなのかなあ…。
Tuesday - September 09, 2008
秋晴れ
まだまだ残暑が続きますが、今日私の住む町では風がさわやかでした。
そろそろ秋だなあ…としみじみ。
駅前で用事を済ませた帰りの道端で、たまむしの死骸を見つけました。
あまりに美しいので持って帰り、アクセサリーボックスに入れました。
なんとなく、同じように綺麗だなあと思ったので。
押し入れの奥には、小さい頃に飼っていたたまむしの死骸もしまい込んであるのです。
30年もの時間差をもって2代目がやって来たことにちょっと感慨を持ったのでした。
*
このところ、ブログのリニューアルをしたくなっております。
一番の理由は使っているブログソフト。英語圏の人が作っていて、日本語対応もしているんだけれども、日本語環境になかなか対応してくれずバグが改善されない…。(iBlogです。コメント機能が今無いのはバグのせいです。)
かといってMac付属のソフトでは大ざっぱなブログしか出来ず。外部で借りると雰囲気が変わってしまうし。
悩ましい(そして改善策を考えるのは楽しい)問題です…。
Thursday - September 04, 2008
莫大な投資
…というと大袈裟です。
Adobeのソフトを新たに購入しました。イラストレーターとかフォトショップ等です。今までは、MacOS9用のものを使っていましたが、バージョンがかなり古くアップグレード手続きが面倒臭く…ついでにWeb用のソフトも購入したいなあ…と思っていたところでした。至急で個展DMを作らなければならなくなり。夫との共有Macで仕事をすることの限界もあり。折角自分用のMacも入手した折であり。(一仕事終えたからというのもある。分かりやすいなあ。)
と、いろいろ自分に言い聞かせて購入したのは、ウェブ•プレミアムというセットです。これはWebデザイン関連のソフトのセットに、例のイラストレーターとフォトショップがついたもの。(あこがれのFlashも入っていますが、使えるようになるのはいつのことやら!)
今後の版画家の活動などで重要になってくる(予定の)Webサイト運営も、これで障害なくできる(筈)!ひとまず今までGoLiveというソフトで更新していた当サイトを、DreamWeaverでセッティング。意外に難しくなさそうで、ひとまずホッとしているところです。良いソフトを使って最低限の機能を使うことに少々もやもやしつつ、将来の素敵なサイトへのリニューアルを夢見つつ、簡単な更新に時間がかかることには目をつぶるのでありました。