Category Image  白鳥の湖/音楽アーティストのこと


 

 今取り組んでいる作品は、「白鳥の湖」です。

これはバレエの舞台を絵本で再現するという試みで、人体を描くのが楽しい仕事。細かいところや、衣装などに凝りたいのですが、持ち時間は極端に少ない。ここをうまく、自分をコントロールして、焦らずに制作しないといい物ができません。がんばるぞ〜。

訃報に触れてからずっと気になっているマイケル•ジャクソンのCDを最近買いました。このヒトの、時代を意識しながらも頑固なほどに自分をキープする姿勢に惹かれて。実は私はブルースやジャズは好きなんだけれども、R&Bだけはなぜか聴く気になったことが今までになく、世の中で人気歌手数あれど、ぜんぜん購入したことがなかったのです。そんなわけでマイケルは私の初R&B体験(笑)というわけです。絵を描く時に、気持ちを前に向けてくれるので、今まで聴いていたフォーク•ロック系の音楽とともに制作BGMの仲間入りをしました。マニアックな趣味とはおもうけれど、アルバム(invincibleだったか)に入っている、ちょっとラテンの入ったバラードがお気に入りです。

音楽家としての仕事環境のことにも興味がわいたので、マイケルに関するドキュメンタリー系の本を読んでみたのですが、やはりお金を稼ぐこと(とそのあとの管理)と、創作をすることとのバランスが難しいのだな…と思いました。私などとは仕事の規模は全く違うけれども、自分のスタンスを崩さずに、自分だけではなくて版元にも利益をもたらさなければならないこと。自分の姿勢がしっかりしているからこその外部との軋轢とか。最近出た小室哲哉の「罪と音楽」も読みましたが、職人として求められるものを作ることに喜びを感じる一方、人としての生活を犠牲にせざるを得ない環境とどう距離をとるのか。アーティストとして、流されずに自分を保つことがどこまで可能なのか。私自身、フリーでやっていくなかで、価値観の置き所、守るべき箇所を意識するために、参考になるところがたくさんあり、もう少し読んでいきたいなと思っているところです。

MJに興味をひかれてCDまで購入したのは、実はYou Tube で「Earth Song」という曲のライブ映像を知ったからです。ここまで大規模に(潤沢な予算も使って)、一人の人の素直なメッセージを強烈に表現したものを、今まで見たことがなかった。プロモーションビデオは好きだったけれど、演出の派手なライブは音楽家として「邪道」だという偏見を多少持っていた私でしたが、実際にライブ映像を見ることによって彼の表現が「総合芸術」だったんだ、ということにやっと気がつきました。本当に、…遅いんですけど…。



Posted: Tuesday - September 22, 2009 at 10:06 AM