Category Image  エンドルフィンが


 

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昨日、しばらく取り組んでいた「小さいイーダちゃんの花」(アンデルセン原作、田中清代文!フレーベル館から10月発行予定)の原画を納品しました。かなり厳しいスケジュールの中、なんとか目標どおりの日程で二十数枚の銅版画と、数点のペン画を制作し、原画を渡したのですが、原画のチェックをしてもらっている時に、なんていうか、すごい達成感を感じてしまいました(笑)あ〜エンドルフィンでてるよ、という感じ。

ときどき画家の仲間うちで話すことに、「出版社の人は、絵を描く大変さがあまり分かってないのではないかしら」という愚痴があるんですけれども、どうもその一因はこのエンドルフィンにあるんではないかしら、と思ってしまいました。

絵を描いているとき、たとえば、集中するのが辛い時もあれば、手が痛いということもあります。肩もこるし、目も疲れます。まあ仕事なので当たり前といえばそれまでですが、締め切り前ともなると、目に見えて「ちょっと働き過ぎ」な状態になるわけです。やることがいっぱいで、休みもとりにくく、かなり地道な作業。

ところが、原画が出来てしまうと、あろうことか、「いや〜いつのまにか出来ちゃってました」という心持ちになってしまって、オ〜イ、言っちゃってる!(笑)記憶喪失みたいに、つらかったとか、大変だったとかいうのを忘れてしまうんですね。よく俳優さんが言う、「稽古は死ぬほど辛いんだけど、公演がおわるとすっかり忘れちゃっている」という状態に似ています。

これには大きな弊害もあって…引き続きハイペースで仕事をしなきゃいけない時には、この「達成感」のせいで何日かペースが落ちます。一回忘れちゃってるから、「あの状態」に戻るのが嫌なんでしょうか。多分そうだと思います。

とりあえずアトリエの片付けなどをして、次なるプレッシャーを自分に与える覚悟を…。



Posted: Saturday - September 05, 2009 at 06:50 PM