Kiyo's Weblog

11/15/2009

個展半ばを超えました

カテゴリー: 仕事 — Kiyo Tanaka @ 18:48

個展に立ち寄ってくださった皆様、ありがとうございました。あと1週間ありますので、これから見える皆様、お待ちしております。

「小さいイーダちゃんの花」(フレーベル館 アンデルセン原作)は好評を頂いています。その場では装丁や構成を見てもらうことになるわけですが、まず装丁、それから本の大きさ、ちょっと変わった活字など、全体的にきれいな、ちょっとコレクションしたくなる本になったのではないかな、と思います。(デザイナーの吉沢さんのおかげです!)

今回の絵は全て描きおろしなのですが、「いつの間に描いたのですか」と訊かれることが多いです。普段、(今年はとくに)イラストの仕事をたくさんしているからです。
「小さいイーダちゃんの花」は春から夏にかけて少しずつ進めていましたが、8月に集中して制作をしていました。あまり絵の中にぎゅうぎゅう詰めこまない作品も多いので、いままでのアンデルセンをテーマにした個展とは作風が微妙に違っています。そのこと自体は、「絵の雰囲気が大人っぽくなった」とほめてくださる方もあり、私もそういうつもりだったのですが、展示会場でずっと絵を見ていて、「次はこうしよう」と思うことがいろいろと出てきました。

ひとつは「絵の大きさ」。前々回にはだんだん絵が大きくなっていたのですが、今回はハガキサイズに統一されています。これは本に掲載するから、という先入観が働いたところが多いんですけど、実際本にする時には原画はもっと大きくても良かったということになって、絵を少し拡大して掲載しました。同じ版型でシリーズの次の本をやるので、「次からはもっと大きく描けるぞ」と思いました。
もうひとつは、「絵の大人っぽさ」で、今回思った通りに出来た反面、やってみた感想として、もうちょっと若さにしがみついても良いのかも?と思ったりしています(笑)いつも私の反抗精神(?というか、子どもっぽさですね)に共感してくれる少数のファンの方からは、ソフトになったことに対して、ちょっと様子が違うなあという反応があるような気がします。これは今後選ぶ物語によって、しっとりとまとめるか、ひねくれた感じにするか、などなど変えていけたら良いなあ、と贅沢にも考えております。
さいごに、見せ方、そして商品の問題として、版画のシートをコレクションしたくなるような容れ物を考案しないといけないな、ということです。いままで、額に入れて壁に飾るという展示方法を続けてきましたが、一通り皆さんに買ってもらってしまうと、このあと多分、絵を掛ける壁がないのだと思うのです。そこで、壁にかけない間にも、素敵にしまっておける容れ物を、次回には作れたらいいなあ…と。色紙をしまっておく多当のようなものかな? 版画は折角、シートで保管しておけて、本とおなじように紙を手に取って鑑賞出来るものなので…。
会場でも、できるだけ額装していないシートの状態も見て頂けるようにしたいと思いますので、お声をかけて頂ければ幸いです。(前半には、刷ったものが乾いておらず、あまり置いておけなかったのが残念。)ちなみにシート単独で保管する時にはさんでおく2つ折のマーメイド紙、薄紙、ささやかな作品タグ、封筒などを用意しています。

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